「本を捨てたいと思っているけど捨てられない。」
「家の中で、本が邪魔になっているから捨てたい。」
語学書・実用書・自己啓発本・小説・マンガ本・雑誌などなど。
気が付いたら本棚がパンパンに溢れかえり床に平積みされてて、部屋が散らかって見える・・・
「もう読まないかも」と思いつつも、なぜか捨てられない本の魔力に憑りつかれていませんか?
ここで分かること
- 本を捨てられない心理
- 本を捨ててから後悔しない断捨離方法
- 捨てる本の基準が一目で分かるチャート表
本の整理に役立てて、スッキリした住環境づくりをしましょう♪
本を捨てられない心理3つ。どうして処分できないの?
本を捨てることができない理由は、次の3つの心理が働いているからです。
- 「いつか読むかもしれない」
- 「読んでいる途中だから」
- 「まだ読めるのに、捨てるなんてもったいない」
どれも、本を取っておくのに十分すぎる理由ですね。そのため、どれか1つに当てはまると、本棚におさまりきらなくなり、床で山のように積み重なっていくことになってしまいます。
しかし、「本を捨てたい」と思っている時点で、あなたにとっていらない本。
心理を1つずつ見て、「捨てられそう」と思えるきっかけを見つけてくださいね^^
捨てられない理由として
- 本の内容が好き
- コレクションしている
もあります。この場合は「捨てたい」「いらない」という気持ちに当てはまらないので、ここでは取り上げていません。
また読むかもしれないから捨てられない
実際に読み返すことはほぼないけも、「もし読みたくなったら」を想像して捨てることができないパターンです。
捨てたあとに読みたくなって「捨てるんじゃなかった」と後悔したくないですよね。
食べ物に例えると、「いつか食べるかもしれない。」ということ。それ、いつ食べます?
本棚にある本のほとんどが、1回だけ読んだ本ではありませんか?
「面白いからまた読もう」と思えなかった時点で、もう1回読むことはほぼありません。
とりあえず処分してしまって、読みたくなったら買い直す。捨てるときは心にひっかかるものがあるけれども、捨ててしまうと不思議とスッキリするんです。
読んでいる途中だから
読みかけの本、放置して、どのくらいの期間が立ちましたか?
1年以上経っているのなら、きっとその本は読まないのでは?
そもそも、放置するってことは、その本に惹きつけられるなにかが無かったということ。
「薬にも毒にもならない本を読むのは時間のムダ」と考えると、すんなり捨てられるようになったりしますよ。
まだ読めるのに捨てるなんてもったいない
本は、お金を出して買ったもの。あなたの財産でもありますし、本から得た知識もまた、あなたの知的財産となります。
食べ物で例えると「(食べないけど)賞味期限残っているのに、捨てるなんてもったいない」ということ。捨てることに抵抗を感じるのは、当たり前のことです。私もそうでした。
けれども、住まいの視点で考えると、本を取っておくことがもったいないんです。
あなたが毎月支払っている住宅ローンや家賃は、本の置き場にお金をかけているのと同じことです。
読まない本が住居空間を侵食している今の状況、ローンや家賃がもったいないですよ。
断捨離!捨てる本と捨てない本の分け方
捨てる本
- 1年間読んでいない(また読むか分からない)
- 電子書籍で配信されている(スグに買い直しできる)
- 印象に残る内容がなかった(得るものがなかった)
- 雑誌(情報が陳腐化する)
取っておく本
- 1年以内に読んだ(また読む)
- 内容に感銘を受けたり、内容の一部を強く覚えている本(ためになった)
- 絶版本(2度と手に入らない本)
- 趣味や特技に関する本(自分のテンションを高めてくれる)
1年間読んでいない本は捨てる
1年間読んでいない本は、これからも読むことはほぼないでしょう。「いつか読む」と思っていたのに、気が付けば2年3年も放置したままってこともザラ。
中には、本の内容に興味はないけど「ベストセラーだから」「ジャケ買いした」という理由で購入した本もあるでしょう。こういった本を残しておいても読むことはまずありません。
その本を持っていることが話のタネになることもありますが、内容を知らないので話は膨らむことはありません。
ただし、1年間読んでいなくても、読もうと思って1度でも手に取った本は読み返すかもしれません。後悔しないように、手元に残しておくのも1つの方法です。
読んでないけど印象に残っているなら捨てない
- 1年以上読んでいない
- これから読み返すか分からない
という本であっても、印象が強かったり・感銘を受けたものなら、残しておきます。
あなたの人生に何かしらの変化を与えてくれるような存在ですから、大事にしまっておいてくださいね。
電子書籍化されている本は処分する
電子書籍で配信している本は、もし読みたくなってもその場で買えるので、どんどん捨ててしまってOKです。
電子書籍になっているなら、残しておきたい本であっても処分はアリ。場所いらずで保有できるし、持ち運びも楽です。
内容が1ミリも印象に残らなかった本は処分対象
面白さを見いだせず、インパクトも一切なかった本は、読み返す気が起こらないであろう筆頭格。
あってもなくても困らない書籍ですから、捨ててしまいましょう。
表紙をみて「あぁ、こんな本を持っていたっけ」と、頭の片隅にも残ってないくらいなら、持っていても邪魔なだけですよ。
内容が酷すぎて印象に残った本は捨てる
- 1ミリたりとも得るものがない!
- よくこんな内容が薄っぺらいものを発刊できたなっ!
と、悪い意味で印象が残った本は、きっと2度と読まないので捨ててかまいません。
雑誌は積極的に捨てていこう
毎月・毎週のように定期的に最新号が発行される雑誌は、容赦なく処分しちゃいましょう!
雑誌は大きいため、本棚に入りにくいもの。テーブルの脇や壁際で山のように積み重なり、リビングが散らかってみえます。
気になる記事だけをスマホで撮影して、捨ててしまいましょう♪
ちなみに、楽天マガジンはバックナンバーも含めて雑誌が読み放題なので、手元にある雑誌は捨ててしまっても問題ありません。これを機に、電子書籍へと鞍替えするのもアリですね。
語学書・実用書・自己啓発本を処分するときの注意点
能力をアップしたり、スキルの習得に役立つ、語学書・実用書・自己啓発本。
たとえ、役に立った本であっても、古すぎるなら捨ててしまってかまいません。
古い語学書は捨ててかまわない
外国語の勉強のために買った本は、「もう読まないな」と思ったら処分します。それに、言語は生き物と同じで、表現や意味合いは徐々に変わっていくものです。
突然、外国人が「カフェはいずこにござるか?」と聞いてきたらどう思いますか?
古い本に載っている言葉や表現は、今の時代に合わないこともありますから、古い語学書はスパッと捨ててしまいましょう。
言葉が古くなる例
カッコイイ男性を表す言葉:「ハンサム」→「イケメン」に変わったのは2000年ごろ
盗むにあたる言葉:「がめる」→「パクる」と流行(←?)が移り変わりました。
新しく生まれた言葉
「ツンデレ」が有名ですね。
新しい意味が加わった言葉
「草」は、ネットスラングで「笑う・おもしろい」という意味を持つようになりました。
もし学び直したくなったら、新しい語学書を買い直して生きた言葉を身に付けてくださいね!
それに、今は詳しくて分かりやすい本がたくさん出版されてますよ♪
実用書や自己啓発本も陳腐化するので読まないなら処分する
技術に特化した本は、新しい技術に置き換えられていることもあります。使えない本を所有し続けるよりは、いっそのこと処分してしまった方がスッキリですね。
ただし、思想・考え方を養う本は、残しておいていいでしょう。なぜなら、考え方というものは、人の数だけ存在するし廃れないからです。
いらない本の処分方法。捨てる?売る?
本の分別が終わったら、捨てる本の処遇を決めましょう。
- 資源ごみに出す
- 自炊してから捨てる(資源ごみ)
- 古本屋に売る
- オークション、フリマに出品する
資源ごみに出す
もっとも手っ取り早い方法です。自分にとって価値を感じなくなった本ほど資源ごみに出しやすいけれども、他人にとっては大きな価値を持つこともしばしば。
自炊してから捨てる(資源ごみ)
捨ててもかまわないけど、
- 「本の内容で気になる部分があるんだよなぁ」
- 「また読むかもしれないんだよなぁ」
と、心のどこかに引っかかっているなら、自炊してから資源ごみに出すと、本の内容を残しつつお部屋がスッキリ。
自炊とは
古本屋に売る
古い本であっても、古本屋に持ち込めば1冊10円ぐらいにはなります。100冊を買取に出したら1,000円にはなるでしょうし、何より「資源ごみに捨てる」よりも罪悪感を感じにくいんですよね。
処分する本の数が多くなるにつれて、古本屋に売るメリットが大きくなります。
ちなみに、私はリアルタイムで「今日から俺は!」を集めていましたが、本棚から溢れて邪魔になったので中古本屋に売りました。売るときの心境は「読みたくなったら買い直そう」です。
出版から30年近く経ってから値が上がるなんて予想外でしたが、買い直せるし、スッキリした生活スペースで過ごすこともできたのでメリットの方が大きかったと実感しています。
オークション・フリマに出す
古本屋に出すよりも、高値で売れるかもしれません。ただし、デメリットとして
- 売れるまで、部屋のスペースを占拠してしまう
- 売れるとは限らない
- 処分するのがもったいなくなるかもしれない
ので、どうしてもお金が必要なときだけの手段として使いたいものです。
全巻揃ったシリーズものならオークションやフリマ出品もアリですが、そうじゃないならスピーディーに断捨離できるゴミor古本屋がオススメです。
残しておく本が多くなったときの保管方法
必要な本を選別したけど、予想外に冊数が残ってしまい、思ったよりも片付かないときは、トランクルームに保管するのも1つの手段です。
宅配型トランクルームなら、ダンボール1箱に100冊ほど詰め込んで、月額300円から保管できるので、思った以上に自宅がスッキリします♪
さらに、こんなメリットも。
- 本を1冊ごと画像化してウェブ管理できる
- コレクションしてて捨てられない蔵書の保管にピッタリ
▼こちらで、本預かりサービスを行っている宅配型トランクルームを比較したので、参考にご覧ください。
参考本の預かりサービス7社を8項目で比較|安くたくさん保管できるサービスが判明
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まとめ
気が付くと、自宅が2度と読まない不要な本で埋め尽くされてしまっているものです。
実りの無い本をたくさん読むよりも、好きな本を繰り返し読む方がためになるし満足度も高い!
手元にある本のうち、2度以上読んだ本はどのくらいあるのか見渡すと、多くても2~3割ぐらいではありませんか?
つまり、残りの7~8割は、捨ててしまってもあなたの人生に差し支えのない本であるともいえます。
ガツンと仕訳して、本当に必要な本だけを手元に残してくださいね。
▼捨てられない本を本預かりサービスに保管 続きを見る
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