HIROIE(ヒロイエ)は、2022年1月末にAZUKEL(アズケル)へ統合されました。このページの情報は、旧HIROIEのものです。AZUKELで同じ内容のサービス提供はありません。
首都圏で利用できる宅配トランクルームのHIROIE(ヒロイエ)の特徴や料金を分析して分かったことをまとめました。
ヒロイエってネーミングは広い家を想像させてくれるだけあって、ダンボール箱はもちろん大型の荷物の保管に対応しています。
収納力は素晴らしいのですが、klassyやサマリーポケットとの料金を比較したら、お財布に優しくない事実が発覚!
ヒロイエを含めた複数社のうちから利用を検討している最中なら、きっとお役に立てると思います。
【こりゃいい!】自分でトランクルームを借りて?持ってって?とかする必要なしっ!
お家から梱包して持ってってくれるし、アプリで管理できるし、めちゃいいっ☆
HIROIE(ヒロイエ)http://t.co/pv14pmEaoT
? ☆こんなのあるんだ! (@NiceServices4us) August 13, 2014
月額料金 | 3,980円~ |
集荷配送 | 専門スタッフにおまかせ |
対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
運営 | クワトロ株式会社 |
→HIROIE(ヒロイエ)公式サイト(https://www.hiroie.jp/)
口コミ評判から分かったヒロイエの特徴
ヒロイエの口コミは、
- 専門スタッフが荷物を運んでくれる
- 作業を全部やってくれる
という、「荷物の運搬・宅配に関して楽できた」というものばかりでした。
しかし、宅配型トランクルームにとって、ごくごく当たり前のことなんですよね。
知りたいのは、「他の業者との違い」や「デメリット」であるハズ。
そこで、ヒロイエがほかの宅配トランルーム業者と違っている点である
- 保管容積に独自単位「キューブ」を使用
- 高さ制限がない
の2つにスポットライトを当てて、詳しくまとめてみました。
特に、ヒロイエを利用するうえでキューブをしっかり理解していないと
「料金が高い!」
「分かりにくい!」
と苦言を呈したくなること間違いありませんっ。
デメリットとなる特徴は、プランと料金のところでまとめて紹介しているので、ゼヒご覧くださいね。
運営会社について
特徴1:保管できる荷物の量はキューブ数で決まる
ヒロイエでは、保管スペースの容積にキューブというヒロイエ独自の単位を使っています。
キューブとは
1キューブは80立方cm。
160サイズのダンボールで換算すると0.5個分となり、契約畳数(0.2畳~9.5畳)×100キューブが収納可能な容積となります。
ちょっと、分かりにくいですが、0.2畳なら20キューブとなり、ダンボール10個分の収納力があるとのこと。
イマイチ、ピンとこないと思うので、ヒロイエ公式サイトから、冷蔵庫のキューブ数の目安を拝借して表にまとめてみました。
収納力 | キューブ数 |
100リットル未満 | 10 |
200リットル未満 | 15 |
300リットル未満 | 25 |
400リットル未満 | 30 |
500リットル未満 | 35 |
単身用160リットル冷蔵庫を保管したいなら、0.2畳(20キューブ)を借りればOKってワケですね。
他の宅配型トランクルームは収納力を面積(幅×奥行)で決めていますが、ヒロイエは体積(幅×奥行×高さ)で決めています。
体積を分かりやすくするためにキューブという単位を使っているのですが、キューブのせいで初めて使うときはきっと戸惑います。
荷物を何個か預け入れてみて、慣れると使いやすいのですが・・・。
特徴2:長尺物を保管できる
大きな荷物に対応している宅配型トランクルームは、高さ制限があることが多いんです。
けれども、ヒロイエに高さ制限はありません。
なので、高さが2m以上もある本棚も預け入れることができちゃいます。
プランと料金
ヒロイエのプランと料金を紹介します。
特に、料金はしっかり目を通しておいてくださいね。
一見するとお得な値段にみえますが、他社と比較すると料金の高さが浮き彫りになるんです。
比較表を用意しました。
要チェックですよ!
プランは1種類のみ
プランは、スペース借りのみ。
0.2畳~9.5畳の中から、好きな広さを選んで借りることができます。
面積の中にぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、保管できる量をキューブに置き換えられます。
「積み上げれば、面積小さくて済むじゃん」という収納術は、ヒロイエでは通用しません。
冷蔵庫の上にダンボール箱を置く方法が使えないので、保管するものによっては収納力が他社より劣ります。
保管に必要なキューブ数は実測で決まる
品目ごとにキューブ数の目安はあるけれども、預け入れる荷物を測ってキューブ数が確定します。
搬入をお願いしてから、追加契約が必要になるケースも想定されるので、注意してくださいね。
料金:他社との比較表あり
ヒロイエの料金を、一覧にまとめました。
支払い方法は、クレジットカードのみです。
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 0.2帖3,980円、0.5畳5,980円、1畳9,980円 |
預入料金 | 1,600円~(キューブ数により変動) |
取り出し料金 | 1,600円~(キューブ数により変動) |
あんがいリーズナブルな料金設定にみえますが、他社と比較してみると・・・?
あらっ?
どんでん返しっ!
大型荷物を預けた場合と、ダンボール箱だけ預けた場合の2とおりをシミュレーションしてみましたよ。
【大型荷物】ヒロイエとクラッシー比較してみた
ヒロイエとクラッシー(klassy)の料金を比較してみました。
両社とも、対応エリアがほぼ同じで、大型荷物を保管できる宅配トランクルーム業者です。
比較プランは、
- ヒロイエ:150キューブ(1.5畳分)
- クラッシー:klassy basic(1.5畳分)
で、下記アイテム(148キューブ分)を1か月間収納して全量取り出した場合を試算しました。
- 400リットル冷蔵庫【30キューブ】9,450円
- ドラム式洗濯機【30キューブ】8,800円
- 液晶テレビ(31インチ以上)【10キューブ】8,500円
- ダイニングテーブル(4人用)【30キューブ】4,800円
- ソファ【40キューブ】7,300円
- 電子レンジ【6キューブ】2,670円
- 炊飯器【2キューブ】1,800円
結論からいうと、ヒロイエの方が最大で41,640円高くなりました。
【月額料金】
ヒロイエ | クラッシー |
14,980円 | 9,000円 |
同じスペースですが、ヒロイエの方が5,000円高くなりました。
【預入料金】
ヒロイエ | クラッシー |
43,320円 | 25,000円~32,000円 |
【引き出し料金】
ヒロイエ | クラッシー |
43,320円 | 25,000円~32,000円 |
クラッシーは全量一括取り出しができるため、集荷配送料金は安くなります。
一方、ヒロイエは1アイテムごとの取り出しとなるので、どうしても割高になってしまいます。
klassyの特徴や料金を分析したので、よければご覧ください。
【ダンボール箱】他業者が圧倒的に安い
ヒロイエと近いサイズのダンボール箱を利用する、サマリーポケットと比較してみました。
10箱(20キューブ)を1か月間保管して全量引き出した場合の試算です。
結論としては、ヒロイエ39,980円、サマリーポケット14,100円となり、差額は25,880円。
なんと、ヒロイエの方が2.83倍も高くなりました。
【月額料金】
ヒロイエ | サマリーポケット |
3,980円 | 5,000円 |
【預入(集荷)料金】
ヒロイエ | サマリーポケット |
18,000円 (1,800円×10箱) | 無料 |
【引き出し配送料金】
ヒロイエ | サマリーポケット |
18,000円 (1,800円×10箱) | 9,100円 (910円×10箱) |
ヒロイエで、0.2畳に160サイズ10個保管した場合の1個あたり398円は格安です。
全宅配トランクルーム中、最安値!
でも、サマリーポケットやminikura(ミニクラ)といったダンボール箱保管が得意な業者は、配送料が安いし片道だけで済むので、最終的に安上がりになるんですね。
ダンボール箱だけ保管するなら、サマリーポケット×ミニクラ×カラエト3社比較でピッタリな業者を見つけられるよう、料金・プラン・箱の違いをみっちり分析してみました。
契約単位は1か月間
- 契約単位は1か月間
- 契約後、預け始めるまで料金は発生しない
- 預け始めの月だけは料金日割り計算
- 毎月1日に1ヶ月分の料金が発生する
- 中途解約しても1ヶ月分の料金を請求される
預け始めるまで料金はかかりませんが、一度預けたら退会するまで毎月料金がかかります。
荷物を全部引き出しても保管料が発生するので、使わないなら翌月までに退会しないと損ですよ。
預け入れ(集荷)と取り出しについて
荷物の運搬は、専門スタッフのみ。
自分での出し入れはできません。
最短日数は、預け入れ取り出しともに最短4日後です。
預入の注意
- 小さなものはダンボール箱に入れる
- ダンボール箱は自分で用意。3辺合計160cmまで(160サイズ)。
- 内容物は20kg以内
- ダンボールの封をしないで保管に引き渡せば、中身を撮影してくれる。
倉庫について
場所 | 東京都内の地価の安い場所 |
セキュリティ | 有人監視、カメラ監視 |
温度 | 5~35度 |
湿度 | 40~70% |
セキュリティの関係で、倉庫の正確な場所は未公表です。
memo
補償金額は不明です。公式サイトに最大10万円と最大30万円の2通り記載されています。
→HIROIE(ヒロイエ)公式サイト(https://www.hiroie.jp/)
▼各社の料金や特徴が一目で分かる宅配型トランクルームの比較もご覧ください。 続きを見る
参考宅配型トランクルームおすすめ8社を人気16社から比較して解説|大型家具家電や料金など