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トランクルームのカビ対策|湿気を減らす方法5つとトラブルの実態

トランクルームのカビ対策

「トランクルームに保管した荷物に、カビが生えないか心配だなぁ・・・」

カビは、トランクルームでよくあるトラブルの1つで、衣類・布団・本・書類にカビが生えることは多いです!

実は、トランクルームの中は高温多湿になりやすいので、カビにとって最高の住み家。

ここでは、保管物をカビから守るために、

  • トランクルームのカビ対策
  • カビにくいトランクルームの種類と選び方

を紹介します。

大事なアイテムをキレイなまま保管できる、トランクルーム選びと使い方にお役立てください。

こんな人はご覧ください

  • トランクルームをこれから借りる
  • 自宅のクローゼット代わりにトランクルームを検討している
  • 借りているトランクルームに本・衣類・布団を収納しようと思っている

結論からいうと、宅配型トランクルームが最適な環境ですが、収納力で優るマンションタイプの室内型トランクルームを借りてカビ対策をするのもアリ。

エアコンなど空調設備を導入してカビ対策をしているトランクルームも増えて、カビにくい環境になりました。

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トランクルームの口コミ評判で分かるカビトラブルの実態

トランクルーム事業者は「カビ対策は万全」とする一方で、利用者からは「カビた」というウワサがちらほら。

「どっちを信じたらいいの?」

そこで、トランクルームに保管してる荷物がカビの被害に遭った口コミ評判を調査したところ、「荷物がカビた」という口コミがみつかりました。

カビ被害に遭われた方、けっこういらっしゃいますね。

口コミからは、トランクルームをどのように利用していたのか分かりませんが、一般的に次の3つのどれかに当てはまるとカビ被害のリスクが高まります。

  • 屋外型(コンテナ型)トランクルームを利用していた
  • 湿気の多い部屋(室内型トランクルーム)を利用していた
  • 荷物の出し入れや空気の入れ替えがほぼなかった

トランクルームのカビの原因は湿気と空気だまり

トランクルームでカビが発生する原因は、次の3つです。

  • 湿気
  • 空気だまり
  • 結露

空気だまりとは、換気されず空気が流動しない空間のことです。

自宅の中でも、クローゼット・押入れ・重い家具と壁の間のように、空気の流れがないところはカビやすいですよね。それに、窓サッシの結露を放置したところ、パッキンにカビが大繁殖した経験があるのでは?

自宅もトランクルームも、カビの原因は一緒です。

屋外型(コンテナ型)トランクルームは湿度が高いのでカビやすい

輸送用コンテナを収納として利用する、屋外型(コンテナ型)トランクルームは、次の4つの理由により、カビが生えやすいです。

  • 湿気対策がされてない
  • 空気の流れが少ない
  • 結露にさらされる輸送コンテナを使っている
  • 通気口から雨が入ってくる(ことがある)

トランくん
トランくん
カビの原因となる湿気、空気だまり、結露の3つが揃ってますね。

コンテナ型トランクルームは、輸送(船・列車・トラック)に使うものと同じなので、庫内の温度と湿度が外気とほぼ同じです。

雨の日は湿度100%でジメジメし、さらに気温が高い夏場だと、カビにとってはパラダイス・・・服や紙には、最悪のコンディションです。

そのため、輸送の現場では、結露や湿度から守るために断熱材・結露吸水シート・吸湿材を使っています。

断熱材入りコンテナ型ならカビリスクが減る

ごく一部のコンテナ型トランクルームでは、壁に断熱材を入れて湿気や結露を減らせるようになっています。

屋外コンテナのほとんどは、コンパネやビニールクロスを貼っただけで、断熱材は使っていません。

トランクルームの荷物がカビても補償はない

トランクルームは荷物を預かるものではなく、保管スペースを貸し出すもの。自分で荷物を管理しなければいけないので、カビたときの責任も借り手にあります。もちろん、カビた荷物への補償はゼロ

そこで、荷物をカビから守るために、

  • カビにくいトランクルームを選ぶ
  • 湿気を減らしつつ空気の流れを良くする対策を取る

ことが大切です。

トランクルームは室内型と宅配型がカビ防止に最適

空調が効いているトランクルームは、カビが生えにくくなるので、室内型トランクルーム(マンションタイプ)か、宅配型トランクルームを選ぶと安心♪

室内型トランクルームは、空調設備がないことがあるので、借りたい店舗に空調があるかチェックしましょう。一方、宅配型トランクルームは、完全空調が効いた物流倉庫に保管できます。

amazonの倉庫は冷暖房が完備されているそうです。空調はカビ対策に有効です。

収納タイプ室内型トランクルーム宅配型トランクルーム
空調随時(基準値を超えた時)常時(24時間365日)
カビのリスク少ないかなり少ない
荷物の輸送自分で行う配送員におまかせ
荷物の制限部屋に入るならOK業者によって大きさ制限あり

頻繁に使う物は、取り出しやすい室内型トランクルームに保管するのがベスト。宅配型トランクルームは、荷物の輸送に日数を要するため、急いで使わない・使用頻度が少ない季節物アイテムの保管に向いています。

宅配型トランクルームは、業者によって取り扱いできる荷物のサイズが異なります。前もって、保管するアイテムを決めておきましょう。おすすめは、ダンボールで保管するならミニクラサマリーポケット、大型荷物ならクロネコヤマトの物流倉庫に保管できる宅トラです。

宅配型トランクルーム業者比較

格安トランクルーム比較ランキング(コンテナ型・室内型)

トランクルームに保管した荷物をカビから守る対策8つ

コンテナ型であっても室内型であっても、カビのリスクはつきもの。ここでは、トランクルームに保管した荷物をカビから守る対策を8つ紹介します!

6月の梅雨時期から7月8月のうだるような高温多湿を経て9月の台風シーズンであっても、カビが生えにくくなるのでお試しください。

  • 衣類は洗濯してから保管する
  • トランクルーム内に除湿剤を置く
  • 荷物を床に直置きしない
  • 衣装ケースに梱包する
  • 定期的に換気する
  • 埃を取り除いてから保管する
  • 雨天時は開け閉めしない(コンテナトランク)
  • 機械空調(エアコン)があるトランクルームを選ぶ

それでは、一つずつ見ていきましょう。

衣類は洗濯してから保管する

服や寝具といった洗える布製品は、洗濯してから保管するのが基本中の基本です。

布に着いた見えない汗や皮脂はカビにとってはごちそうです。放っておくと、そこからみるみるうちにカビが広がっていくんですよ。

さらに、カビ菌は埃に住み着いているので、洗濯でほこりも落とせて一石二鳥♪

ぶっちゃけ、布団を洗うのは面倒ですけど、布製品は洗濯してからトランクルームに保管するのが鉄則です!

洗えないアイテムは水拭きしてから保管する

フォールディングチェアやテントなど、洗える素材だけれども洗えないアイテムは、水拭きと天日干しをしっかりやってから保管します。

水拭きでカビ菌増殖の原因となる汚れを落とします。テーブルやソファといった、物を食べたり普段から触れる家具も水拭き推奨!

アウトドアアイテムに使われるポリエステル系素材はカビにくく、カビが生えても拭くだけで取れます。けれども、繊維と繊維の間にカビが奥深く入り込んでしまったら、布拭きで取るのがタイヘンですから、前もって対処しておきましょうね。

トランクルーム内に除湿剤を置いて湿気対策する

カビさせたくない荷物のすぐそばに、除湿剤をセットしましょう。ホームセンターで売っているもので十分ですが、業務用吸湿材ならさらに安心♪

使用期限の目安ごとにトランクルームへ出向いて交換しなくちゃいけませんが、3ヶ月に1度なのでそれほど手間はかかりません。ついでに、保管物のコンディションチェックも兼ねてみてはいかが?

パーティションで仕切られているトランクルームの場合、壁の上部に10~20cmほどのスキマがありフロア全体を一括で湿度管理していることがあります。このタイプの物件では、除湿剤は気休め程度にしかならないのでお気をつけを。

さらに、服などを閉まった箱の中に、乾燥材を入れると万全ですね。

荷物を床に直置きしない

荷物を床に直接置くと、床と荷物の間にたまった湿気でカビが繁殖します。そこで、すのこやスチールラックを使って、通気性を良くしましょう。

すのこ

すのこを敷くと、床と荷物の間にスキマが生まれて空気の流れ道ができるので、カビ防止になります。純和風なお宅に多い押入れに布団をしまうとき、カビ対策としてすのこを使うことも多いんですよ。

スチールラック

床面から離して収納できるだけじゃなく、トランクルーム内の収納力も上がるのでオススメ。

衣装ケースに梱包する

荷物を入れる箱は、プラスチック製の衣装ケースを使うとカビを防ぎやすくなります。手頃なダンボール箱に荷物を詰めて保管することが多いのですが、湿気が入ってくるし湿気を吸うので、実はあまりよろしくないんです!

ダンボール箱衣装ケース
湿気の侵入あるほぼない
湿気たまり底にたまるほとんどできない

衣装ケースには、乾燥材と防虫剤を入れましょう。乾燥材は、ふたをしたときの空気に含まれる湿気を取り除き、防虫剤は、服についていた害虫による虫食いを防ぎます。

定期的に換気する

換気して湿気が溜まらないようにするだけでも、カビが格段に生えにくくなります。わざわざ出向くのも面倒ですが、月1回でもいいので荷物の様子を確認がてら換気するのがおすすめです。

埃を取り除いてから保管する

埃にはカビ菌が含まれています。保管する前に水拭き&乾拭きしましょう。

雨天時は開け閉めしない(コンテナトランク)

コンテナ型トランクルームは、出入口の扉が屋外と直通なうえ大きく開くため、雨の日に出入りするとコンテナ内に雨が入ります。

床が濡れたままドアを閉めると、コンテナ内の湿気がなかなか抜けず、カビの原因になります。

機械空調設備(エアコン)が稼働しているトランクルームを選ぶ

エアコンが設置されている室内型トランクルームの湿度はおおよそ60%前後です。カビが発生しやすくなる湿度80%を大きく下回ってるので、カビのリスクがガクンと減ります!

エアコンを設置している室内型トランクルームは、次のとおりです。

店舗によっては空調設備(エアコン)がないこともあるので、希望する店舗の設置状況を確認してから申し込みましょう。

テラダトランクルームはエアコン常時稼働。ほかのトランクルームは、センサーが室温・湿度を感知して、設定した値を超えたら空調が稼働します。

なお、空調があっても、冷蔵庫や洗濯機はカビやすいので、次の2つの記事をご覧になって、万全の対策をしてくださいね。

カビが発生しやすい温度と湿度

湿度~65%66%~80%81%~
カビ発生を抑える生えやすいどんどん生える

湿度が65%を超えると、カビや虫食いの被害に遭いやすくなります。湿度が80%を超えると、カビの増殖スピードが加速します。本・服・カーペット・ソファのように、カビに弱い荷物を保管するなら、湿度65%以下であることを確認しましょう。

参考までに、湿度を公表している宅配型トランクルームを紹介します。

保管環境トランクルーム
温度20~25℃/湿度55~65%宅トラ
温度10~28℃/湿度40~65%エアトランクミニクラサマリーポケットwebtrunk
温度5~35℃/湿度40~70%アズケル

数値を公言していないトランクルームは、湿度が65%を超えていることがあるので、明確な数値を公表しているトランクルームを選ぶと安心です。

トランくん
トランくん
おすすめは、大型荷物(家具・家電)なら宅トラ、本・衣類・雑貨などダンボールでの保管ならミニクラです。

まとめ:トランクルームのカビ対策は室内型(エアコン稼働)と宅配型

トランクルームに保管した荷物をカビを防ぐ方法と、カビにくいトランクルームの選び方を紹介しました。

トランクルームに保管した荷物のカビを防ぐなら、最適なのは宅配型トランクルームです。ただし、

  • いつでも使えるよう近くに置いておきたい
  • 他人(業者)に荷物の管理を任せたくない
  • 荷物が多いのでなるべく安く済ませたい

というなら、自宅近くの室内型トランクルームを借りてカビ対策をしっかりやれば、大切なモノをキレイに保管しておくことができますよ♪

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トランクルームに本を保管。やり方や注意点

トランクルームに服を保管するときの注意点

トランクルームにベッドやマットレスを保管するときの注意点

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とらんくん

トランクルームを研究。全国80以上のトランクルーム事業者の料金やサービス内容を調べました。きっかけは、15,000冊を超えるマンガ本の収納先としてトランクルームを検討したことです。将来はトランクルームサービスの立ち上げを考えています。

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