「トランクルームに保管した荷物に、カビが生えないか心配だなぁ・・・」
カビは、トランクルームでよくあるトラブルの1つで、衣類・布団・本・書類にカビが生えることは多いです!
実は、トランクルームの中は高温多湿になりやすいので、カビにとって最高の住み家。
ここでは、保管物をカビから守るために、
- トランクルームのカビ対策
- カビにくいトランクルームの種類と選び方
を紹介します。
大事なアイテムをキレイなまま保管できる、トランクルーム選びと使い方にお役立てください。
こんな人はご覧ください
- トランクルームをこれから借りる
- 自宅のクローゼット代わりにトランクルームを検討している
- 借りているトランクルームに本・衣類・布団を収納しようと思っている
結論からいうと、宅配型トランクルームが最適な環境ですが、収納力で優るマンションタイプの室内型トランクルームを借りてカビ対策をするのもアリ。
エアコンなど空調設備を導入してカビ対策をしているトランクルームも増えて、カビにくい環境になりました。
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トランクルームの口コミ評判で分かるカビトラブルの実態
トランクルーム事業者は「カビ対策は万全」とする一方で、利用者からは「カビた」というウワサがちらほら。
そこで、トランクルームに保管してる荷物がカビの被害に遭った口コミ評判を調査したところ、「荷物がカビた」という口コミがみつかりました。
クーラーボックスとアウトドアチェアを
トランクルームに取り出しに行ってこよう
ついでに状況確認しないと…まえカビてたからなー— かげ (@get_lost___) April 29, 2020
トランクルームで4年半お留守番していた荷物たち。温度湿度管理下といえど、4年半は長い。家具、衣類はほぼほぼカビ。衣類はもう流行も趣向も私の年齢も変化しているので廃棄するつもりだったから良いけど家具はなー。表面のカビ拭いて、目を瞑って使いますか。
— ソイかぜ (@aotkbkk) July 2, 2019
①自作の中で一番気に入ってたポイ。危うかったけど蘇生
②写真じゃ分かりにくいけど2つ一組なのに色味が違う。左のが暗い
③今回生き残った子ら
④お別れする子ら…今日でひとまず片付けしなきゃというのが終わりました。長かった…
まだ地下トランクルームでカビたけど持って帰ったものの洗浄が… pic.twitter.com/JTVMeSwBvH— しょんご (@sng_ika) July 27, 2020
昨日から訳あって、大断捨離中。子どもたちも無事に成人自立してるし、本人も不要とのことなので思い出ものを。トランクルームに入れていたものが、思いの外カビていて??迷わずいけたけど。やっぱり少し寂しいな^^;
— みく?? (@fkmk10110628) September 11, 2022
トランクルームにあるバッグからカビちゃんが出た…??
除湿機のない所なのでドライペットを撒いておいた。。
回転悪いものたちにカビがついたら余計縁起悪い感じに思えて…徹底除去しようと思いました。— みかん??電脳仕入れ・目指せ週休5日生活 (@mikan_buppan) July 29, 2022
日通のトランクルームの保存環境がドイヒーすぎる。不慮の1カ月保管になった俺はまあ別としても、1週間預けた冷蔵庫の内部がカビだらけってどういう
— tA1nAkA / hAyAshI (@ta_inaka) May 7, 2011
明日のbeach lunch??に使おうと半年ぶりにトランクルームから出したらまさかのカビっ??
お天気悪くて寒い中
ベランダでゴシゴシゴシゴシ
してみたけど。。。洗っても取れないねー?? pic.twitter.com/b8H5vblkDW
— miho (@65rinrin) March 14, 2020
ちゃんと空調がしっかりしてて、湿気が溜まったりしないトランクルームなら預けたいけど、ただのコンテナのトランクルームばっかりだから預けられませーん!服とかその他大事なのがカビる??#happy1242
— M.Kxxx(ラジオ垢) (@MKxxx06606916) February 5, 2020
カビ被害に遭われた方、けっこういらっしゃいますね。
口コミからは、トランクルームをどのように利用していたのか分かりませんが、一般的に次の3つのどれかに当てはまるとカビ被害のリスクが高まります。
- 屋外型(コンテナ型)トランクルームを利用していた
- 湿気の多い部屋(室内型トランクルーム)を利用していた
- 荷物の出し入れや空気の入れ替えがほぼなかった
トランクルームのカビの原因は湿気と空気だまり
トランクルームでカビが発生する原因は、次の3つです。
- 湿気
- 空気だまり
- 結露
空気だまりとは、換気されず空気が流動しない空間のことです。
自宅の中でも、クローゼット・押入れ・重い家具と壁の間のように、空気の流れがないところはカビやすいですよね。それに、窓サッシの結露を放置したところ、パッキンにカビが大繁殖した経験があるのでは?
自宅もトランクルームも、カビの原因は一緒です。
屋外型(コンテナ型)トランクルームは湿度が高いのでカビやすい
輸送用コンテナを収納として利用する、屋外型(コンテナ型)トランクルームは、次の4つの理由により、カビが生えやすいです。
- 湿気対策がされてない
- 空気の流れが少ない
- 結露にさらされる輸送コンテナを使っている
- 通気口から雨が入ってくる(ことがある)
コンテナ型トランクルームは、輸送(船・列車・トラック)に使うものと同じなので、庫内の温度と湿度が外気とほぼ同じです。
雨の日は湿度100%でジメジメし、さらに気温が高い夏場だと、カビにとってはパラダイス・・・服や紙には、最悪のコンディションです。
そのため、輸送の現場では、結露や湿度から守るために断熱材・結露吸水シート・吸湿材を使っています。
断熱材入りコンテナ型ならカビリスクが減る
ごく一部のコンテナ型トランクルームでは、壁に断熱材を入れて湿気や結露を減らせるようになっています。
屋外コンテナのほとんどは、コンパネやビニールクロスを貼っただけで、断熱材は使っていません。
トランクルームの荷物がカビても補償はない
トランクルームに預けた物がカビた話、他でも聞いたことあるんだけど、会社によって保証するしない違うのかな…。不用品を預けるのは個人的には推奨しないけど、理由あって利用しなくちゃいけない人だっているだろうに、預けたらカビじゃ困るね…>RT
— なぎまゆ??片付け関連書籍発売中?? (@naggy2018) July 3, 2019
トランクルームは荷物を預かるものではなく、保管スペースを貸し出すもの。自分で荷物を管理しなければいけないので、カビたときの責任も借り手にあります。もちろん、カビた荷物への補償はゼロ。
そこで、荷物をカビから守るために、
- カビにくいトランクルームを選ぶ
- 湿気を減らしつつ空気の流れを良くする対策を取る
ことが大切です。
トランクルームは室内型と宅配型がカビ防止に最適
空調が効いているトランクルームは、カビが生えにくくなるので、室内型トランクルーム(マンションタイプ)か、宅配型トランクルームを選ぶと安心♪
室内型トランクルームは、空調設備がないことがあるので、借りたい店舗に空調があるかチェックしましょう。一方、宅配型トランクルームは、完全空調が効いた物流倉庫に保管できます。
amazonの倉庫は冷暖房が完備されているそうです。空調はカビ対策に有効です。
収納タイプ | 室内型トランクルーム | 宅配型トランクルーム |
空調 | 随時(基準値を超えた時) | 常時(24時間365日) |
カビのリスク | 少ない | かなり少ない |
荷物の輸送 | 自分で行う | 配送員におまかせ |
荷物の制限 | 部屋に入るならOK | 業者によって大きさ制限あり |
頻繁に使う物は、取り出しやすい室内型トランクルームに保管するのがベスト。宅配型トランクルームは、荷物の輸送に日数を要するため、急いで使わない・使用頻度が少ない季節物アイテムの保管に向いています。
宅配型トランクルームは、業者によって取り扱いできる荷物のサイズが異なります。前もって、保管するアイテムを決めておきましょう。おすすめは、ダンボールで保管するならミニクラとサマリーポケット、大型荷物ならクロネコヤマトの物流倉庫に保管できる宅トラです。
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トランクルームに保管した荷物をカビから守る対策8つ
コンテナ型であっても室内型であっても、カビのリスクはつきもの。ここでは、トランクルームに保管した荷物をカビから守る対策を8つ紹介します!
6月の梅雨時期から7月8月のうだるような高温多湿を経て9月の台風シーズンであっても、カビが生えにくくなるのでお試しください。
- 衣類は洗濯してから保管する
- トランクルーム内に除湿剤を置く
- 荷物を床に直置きしない
- 衣装ケースに梱包する
- 定期的に換気する
- 埃を取り除いてから保管する
- 雨天時は開け閉めしない(コンテナトランク)
- 機械空調(エアコン)があるトランクルームを選ぶ
それでは、一つずつ見ていきましょう。
衣類は洗濯してから保管する
服や寝具といった洗える布製品は、洗濯してから保管するのが基本中の基本です。
布に着いた見えない汗や皮脂はカビにとってはごちそうです。放っておくと、そこからみるみるうちにカビが広がっていくんですよ。
さらに、カビ菌は埃に住み着いているので、洗濯でほこりも落とせて一石二鳥♪
ぶっちゃけ、布団を洗うのは面倒ですけど、布製品は洗濯してからトランクルームに保管するのが鉄則です!
洗えないアイテムは水拭きしてから保管する
フォールディングチェアやテントなど、洗える素材だけれども洗えないアイテムは、水拭きと天日干しをしっかりやってから保管します。
水拭きでカビ菌増殖の原因となる汚れを落とします。テーブルやソファといった、物を食べたり普段から触れる家具も水拭き推奨!
アウトドアアイテムに使われるポリエステル系素材はカビにくく、カビが生えても拭くだけで取れます。けれども、繊維と繊維の間にカビが奥深く入り込んでしまったら、布拭きで取るのがタイヘンですから、前もって対処しておきましょうね。
トランクルーム内に除湿剤を置いて湿気対策する
カビさせたくない荷物のすぐそばに、除湿剤をセットしましょう。ホームセンターで売っているもので十分ですが、業務用吸湿材ならさらに安心♪
使用期限の目安ごとにトランクルームへ出向いて交換しなくちゃいけませんが、3ヶ月に1度なのでそれほど手間はかかりません。ついでに、保管物のコンディションチェックも兼ねてみてはいかが?
パーティションで仕切られているトランクルームの場合、壁の上部に10~20cmほどのスキマがありフロア全体を一括で湿度管理していることがあります。このタイプの物件では、除湿剤は気休め程度にしかならないのでお気をつけを。
さらに、服などを閉まった箱の中に、乾燥材を入れると万全ですね。
荷物を床に直置きしない
荷物を床に直接置くと、床と荷物の間にたまった湿気でカビが繁殖します。そこで、すのこやスチールラックを使って、通気性を良くしましょう。
すのこ
すのこを敷くと、床と荷物の間にスキマが生まれて空気の流れ道ができるので、カビ防止になります。純和風なお宅に多い押入れに布団をしまうとき、カビ対策としてすのこを使うことも多いんですよ。
スチールラック
床面から離して収納できるだけじゃなく、トランクルーム内の収納力も上がるのでオススメ。
衣装ケースに梱包する
荷物を入れる箱は、プラスチック製の衣装ケースを使うとカビを防ぎやすくなります。手頃なダンボール箱に荷物を詰めて保管することが多いのですが、湿気が入ってくるし湿気を吸うので、実はあまりよろしくないんです!
箱 | ダンボール箱 | 衣装ケース |
湿気の侵入 | ある | ほぼない |
湿気たまり | 底にたまる | ほとんどできない |
衣装ケースには、乾燥材と防虫剤を入れましょう。乾燥材は、ふたをしたときの空気に含まれる湿気を取り除き、防虫剤は、服についていた害虫による虫食いを防ぎます。
定期的に換気する
換気して湿気が溜まらないようにするだけでも、カビが格段に生えにくくなります。わざわざ出向くのも面倒ですが、月1回でもいいので荷物の様子を確認がてら換気するのがおすすめです。
埃を取り除いてから保管する
埃にはカビ菌が含まれています。保管する前に水拭き&乾拭きしましょう。
雨天時は開け閉めしない(コンテナトランク)
コンテナ型トランクルームは、出入口の扉が屋外と直通なうえ大きく開くため、雨の日に出入りするとコンテナ内に雨が入ります。
床が濡れたままドアを閉めると、コンテナ内の湿気がなかなか抜けず、カビの原因になります。
機械空調設備(エアコン)が稼働しているトランクルームを選ぶ
エアコンが設置されている室内型トランクルームの湿度はおおよそ60%前後です。カビが発生しやすくなる湿度80%を大きく下回ってるので、カビのリスクがガクンと減ります!
トランクルームは空調が無いと
カビがすぐ生えますよ??
洗ったり水拭きで綺麗にできる物なら
大丈夫だと思います— NEXT (@weareoverthanks) November 9, 2019
エアコンを設置している室内型トランクルームは、次のとおりです。
- テラダトランクルーム(エアコン24時間稼働)
- ハローストレージ(上場企業・トランクルーム大手)
- ユースペース(上場企業)
- キュラーズ
- イナバボックス
店舗によっては空調設備(エアコン)がないこともあるので、希望する店舗の設置状況を確認してから申し込みましょう。
テラダトランクルームはエアコン常時稼働。ほかのトランクルームは、センサーが室温・湿度を感知して、設定した値を超えたら空調が稼働します。
なお、空調があっても、冷蔵庫や洗濯機はカビやすいので、次の2つの記事をご覧になって、万全の対策をしてくださいね。
洗濯機の保管方法【半年以上使わない】トランクルームでカビを防げる理由
冷蔵庫の保管方法【しばらく使わない】電源の切り方やカビないトランクルームの選び方
カビが発生しやすい温度と湿度
湿度 | ~65% | 66%~80% | 81%~ |
カビ | 発生を抑える | 生えやすい | どんどん生える |
湿度が65%を超えると、カビや虫食いの被害に遭いやすくなります。湿度が80%を超えると、カビの増殖スピードが加速します。本・服・カーペット・ソファのように、カビに弱い荷物を保管するなら、湿度65%以下であることを確認しましょう。
参考までに、湿度を公表している宅配型トランクルームを紹介します。
数値を公言していないトランクルームは、湿度が65%を超えていることがあるので、明確な数値を公表しているトランクルームを選ぶと安心です。
まとめ:トランクルームのカビ対策は室内型(エアコン稼働)と宅配型
トランクルームに保管した荷物をカビを防ぐ方法と、カビにくいトランクルームの選び方を紹介しました。
トランクルームに保管した荷物のカビを防ぐなら、最適なのは宅配型トランクルームです。ただし、
- いつでも使えるよう近くに置いておきたい
- 他人(業者)に荷物の管理を任せたくない
- 荷物が多いのでなるべく安く済ませたい
というなら、自宅近くの室内型トランクルームを借りてカビ対策をしっかりやれば、大切なモノをキレイに保管しておくことができますよ♪
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