PR トランクルームの使い方

トランクルームに服を保管|衣類に優しい収納のコツとトランクルームのタイプ

トランクルームに洋服を保管

トランクルームに保管している服がカビ・虫食いに遭わないために、服に適したトランクルームの選び方と収納のコツを紹介します。

あらかじめ結論をいうと、室内型トランクルームに除湿剤をおきましょう。エアコンがあればベスト。保管は、ハンガーラックと衣装ケースのどちらでもかまいませんが、保管前に必ず洗濯をしてください。

ここでは、シーズンを過ぎた季節物の洋服を置く場所として、トランクルームの利用を検討するときの注意すべき点を分かりやすく紹介します。

服の保管なら室内型トランクルームが適している

トランクルームには、「コンテナ型(屋外型)トランクルーム」「室内型トランクルーム」「宅配型トランクルーム」の3つタイプがあります。

なかでも、服の保管にピッタリなトランクルームは、室内型トランクルームです。服にカビが生えたり虫食いに遭うリスクが激減します。その理由は、次の3つです。

  • 外気よりも温度・湿度が抑えられる
  • 換気システムや除湿器で、空気の流れを作ったり湿気を減らすので、湿気だまりができにくい
  • エアコンがあれば自宅のような環境での保管も可能

このほか、トランクルームの扉を開けても屋外から空気や風が直接入り込まないため、湿度が安定しやすく砂埃が入ってこないメリットもあります。

エアコンがある室内型トランクルームを選ぶとさらにカビにくい

室内型トランクルームの空調は大きく分けて、「エアコン」「機械空調(換気システム)」の2つあります。

空調エアコン換気システム
温度・湿度設定値をキープ調整できない
除湿できるできない
空気の流れ流れる流れる
トランクルームのエアコンと換気システムの違い

服を保管するなら、エアコン稼働のトランクルームがおすすめです。

エアコン付き室内型トランクルームは、湿度が65%以下になるよう管理していることが多いので、カビや虫食いに遭いにくくなりますよ。

カビや衣類害虫は、湿度が60%~65%を超えたあたりから活動が活発になります。

エアコン付きだと(1畳サイズで)月額料金が3,000円ほど高くなりますが、洋服をまとめてダメにしてしまうことが少なくなります。

ちなみに、ハローストレージスペラボはエアコンが付いているのに料金が比較的安いです。

服を室内型トランクルームで保管するときにやるべき3つのこと

服を室内型トランクルームに保管する前に、次の3つを忘れずに行いましょう。

  • クリーニング(洗濯)する
  • 服を保管するハンガーラックや衣装ケースを準備する
  • カビや虫食いを防ぐ除湿剤や防虫剤を用意する

では、それぞれみていきます。

1:服を洗う(自宅洗いまたはクリーニング)

まずは、保管前に服を洗うことで、カビ・黄ばみ・虫食いの原因となる次の3つを洗い流します。

  • 埃(カビの原因)
  • 皮脂・汚れ(黄ばみの原因)
  • 虫の卵(虫食いの原因)

トランクルームの空調が効いていても、カビを100%防げるとは限りません

また、収納スペース内での荷物の置き方によっては、空気の流れが悪くなり湿気が溜まってカビることもあります。服をトランクルームにしまう前に、必ず洗濯をしましょう。

2:服を保管するハンガーラックや衣装ケースを準備する

服を保管するためのハンガーラックや衣装ケースを準備して、トランクルームに持ち込みましょう。

室内型トランクルームには、あらかじめ保管に必要なものが揃っていません(棚が設置されていることはある)。収納に必要なものを自分で用意して、保管しやすいようにトランクルーム内をカスタマイズします。

ハンガーラックでハンガー掛けすると、衣類の周りの空気がちゃんと流れるので、カビを防ぎやすくなります。アウターやシャツ類は、シワ防止にもなりますよ。

収納スペースが狭いときは、衣装ケースに入れるとたっぷり保管できます。衣装ケースは、パチンとロックできる「簡易密閉型」が湿気を通しにくいのでおすすめ。さらに、圧縮袋で密封してから収納ケースに入れると安心です!

3:カビや虫食いを防ぐ除湿剤や防虫剤を用意する

除湿剤や防虫剤を用意すると、さらに衣類をカビや虫食いから守りやすくなります。

除湿剤を、ハンガーラックの下や衣装ケースのそばに置いておくと、防カビ効果がアップします。

空調完備とはいえ、常時稼働していることはほぼなく、湿度が65%付近になったときに稼働します。もし、荷物同士の間に空気だまりができても、除湿剤があると安心です。

キュラーズTERRADAトランクルームのようなプレミアムトランクルームは、エアコンが24時間エアコン稼働しています。

念のために、衣装ケースに防虫剤を入れておくと安心。季節外の服を次のシーズンまで保管しつづけるなら、利用したいですね。

少量の服を手軽に保管するなら宅配型トランクルームが安くて便利

宅配型トランクルームなら、「屋根付き」「エアコン常時稼働」の大型倉庫で服を保管できます。服を保管する利用者も多いため、宅配型トランクルーム各社では服を保管する専用のボックスを用意しています。

服の保管に宅配型トランクルームを利用するメリットは、次の5つです。

  • 1箱単位で保管できる
  • クリーニングできる(オプション対応しているトランクルームのみ)
  • 温度と湿度の管理は、室内型トランクルームよりも厳しい(湿度は常時40~65%をキープ)
  • 服の出し入れは配送業者がやってくれる
  • 2~3箱保管しても料金は月額1,000円ほどと安い

ここで、宅配型トランクルームのおおよその料金や保管できる服の枚数をみてみましょう。

月額料金300円~600円/箱
保管ボックス専用(無料の場合が多い)
集荷・配送料金集荷:無料、配送:1,000円前後/箱
収納力Tシャツ100枚・アウター約20枚(ミニクラのラージBOXの場合)
きゃぷしょん

利用の目安は、保管ボックス(ダンボール)5箱以下かどうか。宅配型トランクルームに5箱保管すると1,500円~2,000円になります。

これは、室内型トランクルームの0.3帖を借りて5箱積み上げて保管するのとほぼ同額~ちょい安くらいの料金です。

また、「運ぶのが面倒」「近くにトランクルームがない」という場合も宅配型トランクルームが便利なので、料金にこだわらず「楽な方がいい!」という人は、前向きな検討がおすすめです。

服の集荷からクリーニング開始まで1ヶ月ほどかかるので、なるべく自分で洗ってから保管に出しましょう。

やむを得ずコンテナ型(屋外型)トランクルームで保管するときの注意点

「近くに室内型トランクルームがない」「服がたくさんなので宅配型だと料金が高い」という理由で、コンテナ型トランクルームを利用しなければいけないこともあるでしょう。

コンテナの中は、温度と湿度が屋外とほぼ同じ。冬場はまだしも、夏場はカビのリスクが高いです。とはいえ、服が湿気に触れなければカビや虫食いの発生を抑えやすくなるんですよ。そのために、保管前と保管中にやるべきことがあります。

保管前にやるべきこと(保管準備の手順)

  • 服を圧縮袋に入れて空気を抜く
  • パチンとロックできる簡易密閉型衣装ケースに入れる
  • 衣装ケースに防虫剤と除湿剤を入れる

保管中に定期的にやること

  • 2週間に1度換気する(湿気と空気だまりを逃がす)
  • 除湿剤を2週間~1ヶ月に1度のペースで交換する

これで、コンテナ型トランクルームに服を保管しても、カビにくくなります。定期的に様子を見に行かなければなりませんが、最寄りに安く保管できるメリットは嬉しいですよね♪

なお、湿度の低い冬場なら、換気や除湿剤交換のペースはゆっくりでも大丈夫です。

トランクルームに保管した服がカビたときの対処法

トランクルームの服をカビさせない方法を紹介してきましたが、カビを確実に防げるものではありません

もし、保管している服にカビが生えてしまったときは、カビ用アルコールスプレー(カビホワイト)や酸素系漂白剤(オキシクリーン)で取り除くことができます。

漂白剤は、酸素系を使いましょう。塩素系は色落ちするかもしれません。

白カビなら、アルコールスプレーを吹きかけてから酸素系漂白剤を使って洗濯します。黒カビは、次の手順で洗います。

  • 服のカビに漂白剤を直接塗り込む
  • 漂白剤を入れたお湯に服を入れて30分~2時間漬け置きする
  • 手もみ洗いする

まとめ:服をトランクルームに保管するなら湿気対策を!

トランクルームの服をカビから守るためには、湿気対策が欠かせません。衣類に良い環境で、次のシーズンも気持ち良く着られますように♪

  • この記事を書いた人
サブスクひろば運営者画像

とらんくん

トランクルームを研究。全国80以上のトランクルーム事業者の料金やサービス内容を調べました。きっかけは、15,000冊を超えるマンガ本の収納先としてトランクルームを検討したことです。将来はトランクルームサービスの立ち上げを考えています。

-トランクルームの使い方